必ずできると自分を信じろ 

 プロ野球の選手を例にすると、一軍と二軍の選手の技術的な差は、あまりないと思う。
 
 しかし、なぜ一軍で活躍する選手と二軍でくすぶる選手がいるのか?
 
 たまたま、ある球団の一軍と二軍の選手と食事をする機会があった。そのときに野球の話題となったのだが、内容を聞いてみると、二軍の選手は「活躍できないのは首脳陣のせい」とか「チームの方針が若手中心になったから」と、他人のせいにしている話が多い。

 しかし、一軍で活躍する選手は、そのようなことは言わない。起きた事実は自分の責任とし、「必ずできる」と自分を信じられるところまで、そして納得するまで練習を繰り返すと話していた。

 会社でも、できる人というのは、「必ずできる」と自分を信頼して行動をしている。そして、もう一つ大切なのは、できなかったときに他人のせいにせず、できなかった原因を調べ、できる方法を探求する。

成功への簡単な方程式は、聴いて、信じて、実行することである 

 あるラジオ番組で、このようなことを言っていた。

 「誰でも成功することを望んでいるが、本当に成功している人は、人の話を素直に聴いて、それをまず信じて、できることは必ず実行している人である。

 自分にとって「常識」の範疇にない話の場合、話を途中で聞き流したり、話を信じなかったりする。しかし、自分の中の「常識」なことには、新しいチャンスはないものだ。

 本当にチャンスがある話というのは、自分にとって、「今まで知らなかったこと」である。その知らなかったことをじっくりと聴いて、それを心の底から信じて、できることを実行していくことによって、成功への方程式は成り立つものだ。

変えられないことに悩むのはやめよう 

人は生まれながらにして変えることのない宿命と、人生の中で自分の言動によって変えることができる運命とがある。

 例えば、私の場合、日本の千葉県勝浦市に生まれ、漁師の父と漁協組合に勤めていた母の長男として生まれた。

 上記のことは、変えることのできない宿命であり、私が、東京に生まれたかったとか、医者の息子に生まれたかったと悩んだところで、絶対に変えることのできないことである。

 私はいま社会保険労務士となり、様々な経営者の皆様や時には多くの社員の皆様との面談を行ったりして、日々勉強のできる幸せな時を過ごさせていただいている。
 このことは、私が自分自身で決めて行動した結果であり、私がもしフリーターをずっと好んでいたとしたら、素晴らしい皆様とお会いすることは永遠になかったと思います。

 しかしながら、人はとかく変えられない現実に対して、深く悩んだりします。変えられないというのに、悩み苦しむのです。

 いくら悩み苦しんでも、事態は変わりません。だから、変えることのできることだけに集中して「どうやったら変えられるか」を前向きに考えることが大切なのです。限られた時間を変えられないことに時間を費やすことはやめましょう。

失敗には良い失敗と悪い失敗がある! 

 子どもたちにソフトボールを教えていた時に注意していたことは、失敗の質によって叱る場合と叱らない場合を分けていた。

 積極的にやったことで結果的に失敗しても決して叱ることはしなかったが、消極的な失敗には叱咤激励した。

 たとえば、ボテボテのゴロが飛んで来たとする。A選手は、それをダッシュして取りに行ったが、結果的にバウンドが合わずエラーをしてしまった。B選手は前に出ずにボールを待ってしっかりと捕球したが、一塁に投げてもセーフになってしまった。

 結果は、同じセーフである。しかし、私はA選手を叱ることはしない。
 むしろ「ナイストライ!」と褒めるようにしていた。
 
 ビジネスの世界でも、同じようなことがあるように思う。
 結果は同じでも「ナイストライ」をして失敗したのか、失敗を恐れてしまい消極的になって失敗したのかでは大きな違いである。

失敗を恐れずにトライしたときには、頭ごなしに叱ることはせず、失敗した理由を聞き、次の行動へスムーズに移行できる助言をすることが、トップとしての役割である。

知っている情報を伝えることにより、新しい情報は入ってくる 

 ある最新情報を入手したとします。
 「この情報を誰にも教えたくないなあ」と思うことがあるかも知れません。しかし、それは間違った考え方です。

 情報というものは、時間とともに広がるものです。

 従って、最新情報だと思っていても、誰かは知っていることかも知れませんし、少し経てば、誰も知らないと思っていたことが、誰も当たり前に知っていることになっているかも知れません。

 情報というのは生ものと同じです。時間が経つとともに価値がどんどん低下していきます。

 だとすると、入ってきた情報は、伝える人は選ばなくてはいけませんが、周りに伝えていくことが大切です。周りに伝えることによって、今度は自分の知らないことが相手から入ってきます。

 そうやって、情報の交換をすることによって知識の幅が広がっていきます。